wpdとGPSSグループによるジョイントベンチャー (東伊豆風力発電合同会社) は、静岡県で開発中の「東伊豆ふるさと風力発電所」に関して、野村不動産株式会社および
NF パワーサービス株式会社とコーポレートPPAを締結しました。

本プロジェクトは、東京から南西約120km、静岡県東伊豆町の海岸近くの山の尾根 沿いに位置し、急峻な地形に対応するため、特殊機材を用いた施工を予定しています。風力発電所の出力は7.48MWで、Enercon社製の風力発電機3基で構成され、2026年5月の商業運転開始を予定しています。

発電された電力および環境価値は、小売電気事業者であるNF パワーサービス株式会社を通じて、需要家である野村不動産株式会社に供給されます。野村不動産株式会社は、このグリーン電力を新本社ビル(東京)におけるCO₂フリーエネルギーとして活用する予定です。

wpdのハンス クリストフ ブルンベルグ アジア地区マネージングディレクターは次のように述べています。「東伊豆プロジェクトにより、台湾以外のアジアで初めてwpdのプロジェクトが実現します。PPAの経験豊富なパートナーとして、野村不動産株式 会社の持続可能性への取り組みを支援できることを大変嬉しく思います。」

野村不動産ホールディングス株式会社、サステナビリティ推進部の中川博之部長は
「当社では、グループ全体における脱炭素目標の達成に向け、事業活動で使用する電力について再生可能エネルギーへの切り替えを積極的に進めています。今回の    プロジェクト関係者のお力を賜りながら、纏まった規模の自然由来エネルギーを長期間確保することで、脱炭素社会の実現に貢献したいと考えております。」

wpdは、日本・台湾をはじめ、韓国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、モンゴルといったアジア各国においても再生可能エネルギー事業を展開しており、風力発電19,320MW、太陽光発電5,015MWにのぼる強固なプロジェクトパイプラインを有しています。今後も、世界各地における脱炭素化の取り組みに積極的に貢献して     まいります。